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新改革通信 122号  平成23年11月11日

勤行編(1) 
松野殿は「方便品・自我偈」の勤行
14世紀、大石寺の僧侶は1日3回の勤行

●御書に出てくる方便・自我偈の勤行

 宗門は創価学会が勤行様式を変えたことを非難しているが、大聖人自ら御書
の中で、松野殿が方便・自我偈の勤行をしていたことを書かれている。

「御文に云く此の経を持ち申して後退転なく十如是自我偈を読み奉り題目を唱
へ申し候なり」(「松野殿御返事」)

 この「十如是」とは方便品の十如是までのことである。そのあとには、長行
が続いており、実は方便品は寿量品より長い。昔は、方便品の長行を読んでい
たことがある。

 御書に出てくる、創価学会の勤行を非難することは、大聖人を批判すること
になることを知るべきだ。

●五座三座の勤行は十七世紀から

以下、勤行の変遷を、資料をもとに見てみる。

◆十四世紀、大石寺(歴全1、連陽房雑雑聞書)
「一日三時の御勤の事、
朝は辰己の時(8時)、午の時、戌の時(8時)
これをよくよく心得て三時の勤行を致すべきなり」
「今当宗の御勤は日月自行(日目日行)の御勤めなり、
これ尤も宗旨の勤めなる間これを本とするなり、
(一)朝天 十如是、寿量品
(二)本尊 方便品の長行、寿量品
(三)御影 十如是、寿量品」
*御影堂にいかず坊でやる時、(三)を除く

◆十六世紀、大石寺(歴全1、堂参御経次第)大永三年五月
一日夜
本堂へ十如是寿量品一巻、題目百返
天御経へ十如是寿量品一巻、題目百返
御影堂へ十如是寿量品一巻、題目百返
又其後、寿量品三巻、題目三百返

二日朝
御影堂にて、十如是寿量品三巻、題目三百返
天御経へ参りて、十如是寿量品一巻、題目百返
大堂へ参りて、十如是寿量品一巻、題目百返
御影堂へ参りて、十如是寿量品一巻、題目百返

◆十七世紀(日精法主の時代)
客殿、一か所で丑寅五座を行う(日達法主の話、昭和四十六年)

◆十八世紀、大石寺(日寛上人/歴全8、報福原式治状)
当山行事の次第、
一、丑寅 
初座(諸天) 十如是寿量品
二座(本尊) 十如世雄寿量
三座(代々) 十如是寿量品
四座(祈祷) 十如是寿量品
五座(回向) 十如是寿量品

一、黄昏 
初座(本尊) 十如是寿量品
二座(代々) 十如是寿量品
三座(回向) 自我偈三巻

◆昭和初期、大石寺(興門宗致則 日亨篇) 

一、朝勤 
初座(諸天)東天三唱三拝
二座(法本尊)十如是寿量品
三座(人本尊)十如是寿量品
四座(広布祈祷)十如是寿量品
五座(法界回向)十如是寿量品

一、夕勤 
初座四座を除く

●「座」は場所のことで移動しながら勤行していた

 この資料から分かるように、本山での勤行は一日三回、三座から始まり、四
座、五座と増えていった。

 また「座」とは場所のことを指し、本山内を移動しながら勤行していたので
ある。
 常に宗門は歴史を隠して、信徒を騙そうとする。(続く)
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